動物たちのおはなし
去る6月15日が何の日か知っていますか?
表題のとおり、6月15日はオウム・インコデーです
06をオウム、15をインコと読ませる語呂合わせです。
全国の多くの動物園水族館が加盟している
日本動物園水族館協会という団体によって定められました。
そこで、到津の森公園でも、6月12日(日)と15日(水)の2回ガイドを行いました。
12日の日曜日はあいにくの雨で室内でのガイドを、15日は無事に晴れて園内を回りながら、
到津の森公園の5種のオウム・インコを紹介しました。
晴れた15日は、管理センターの屋上が出発地点です。
まずはオトメズグロインコのミスちゃんに挨拶。
ミスちゃんの好きな食べ物は…。リンゴです。
クチバシや足の指をじっくり見てもらって、オウム・インコの特徴を知ってもらいました。
そもそも、オウムとインコの違いは何かな?
正解は…。
体の大きさやカラフルさが言われたりしますが、一番の違いは冠羽です。
冠羽とは、頭にトサカのような飾り羽です。
その冠羽があるものがオウム、ないものがインコです。
なので、ややこしいのですが、みんなによく知られている「オカメインコ」は、
インコという名前がついているにも関わらずオウムの仲間になります。
そんなお話をしながら、次のオウム・インコの仲間に会いに行きます
次は、園で一番おしゃべり上手のキバタンのキックくん。大好きなピーナツをもらっています。
4月に来園したニューフェイスのアカコンゴウインコ!!
その後、ゴシキセイガイインコ、もう1羽のキバタンのリーちゃんに会いました。、
最後は、コバタンのココちゃんの紹介を終えて終わりです。
実は、コバタンは絶滅危惧種に指定されています。
現在地球上にはオウム・インコの仲間は約350種いますが、そのうち90種類以上が
コバタンと同様に絶滅危惧種に指定されています。
すでに絶滅してしまった種も多くいます。
絶滅の危機に瀕している理由としては、生息地である森林が減っていること、
ペットとしての乱獲などが挙げられます。
こういった現状を知ってもらうために、日本動物園水族館協会がオウム・インコデーを定めました。
絶滅に瀕している動物はオウム・インコだけに限りません。
そのような視点から動物を見てもらうと新たな発見があるかもしれません。