先日、実習に来ていた学生さんの実習課題の報告をしま～す

（サルチームで実習をおこなった学生の課題報告です）

今回の課題は･･･

観察

何を観察するのかと言うと･･･

こちらの

動物の

『食べ物の嗜好について!!』

どうやら、

実習をはじめて気になったのが

「それぞれが決まったエサから食べているのかもしれないということ」

そこで、このテーマで課題を行うことになりました

では、早速観察開始

と行きたいところですが・・・

それぞれ、見分けがつかないと観察は行えないので

まずは、１０頭が見分けられるように･･･

初めてあった到津のワオキツネザルそう簡単には見分けがつきません

あの子は･･･

目の上の線がハッキリしてる･･･

その子は･･･

ちょっと疲れた顔してる･･･

・・・

・・・

などなど、それぞれのからだの特徴を見比べながら

数日 かけて10頭を見分けられるようになって

ようやく観察へ･･･

その結果･･･

レーズン･･･サツマイモ　かも

レバノン･･･ニンジン　かも

クルミ　･･･ニンジン　かも

ジャム　･･･サツマイモ、ニンジン　かも

リンゴ　･･･リンゴ　かも

レモン　･･･サツマイモ　かも

チェリー･･･サツマイモ　かも

レオン　･･･バナナ　かも

ライチ　･･･サツマイモ　かも

パン　　･･･？？？（まだ、お母さんとの移動が多いため今回観察対象外にしました）

になりました

そして、この結果を・・・、

･･･というより、ワオキツネザルも1頭1頭で好みがあるのかもしれない

と言うことを来園者のみなさんにも知ってもらおうと

こ～んな素敵な看板作ってくれました

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

･･･かも、とあるのは、

今回短い期間（合計6回）の観察を元に結果を出しているためです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

課題テーマ

　『ワオキツネザル（林床ゾーン）の食の嗜好について』

目的

　『各個体の嗜好をしること』

　『群れ給餌時に偏った摂餌が生じていないか検討する』

　　（偏りが生じている場合にはその対応策を検討する）

手続き

　『通常の給餌時に行う』

　『日常与えている基本メニューである（煮サツマイモ、煮ニンジン、リンゴ、バナナ、オレンジ）を対象餌として使用して行う』

　『群れ内の優劣による影響を見るために、群れを分けての観察も行う』

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

到津の森公園では、動物園の飼育員や博物館の学芸員を目指す

大学生や専門学生の実習の受け入れを行っています。

実習では、通常の業務のほかに、課題として

看板の作成（&来園者の反応調査）、イベント（ガイドなど）、調査観察などを

一つ行ってもらっています。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊