動物たちのおはなし
6月15日の日曜日、「オウム・インコの絵本を作ろう!」を行いました
天気は快晴
当日には定員の5組がすべて埋まって、スタッフもわくわくしてきました
絵本の前に、まずはオウム・インコについて知ってもらおうと、
園内各所にいるオウム・インコに会いに行きました。
到津には5種類のオウム・インコが暮らしています。
まずは、キバタンのキックくんにピーナッツでごあいさつ
次はオトメズグロインコのミスちゃん。ミスちゃんにはリンゴです。
ちょっと見づらかったけど、ゴシキセイガイインコの舌をじっくりと観察
食べ物や住んでいるところも違っていたり、
くちばしや足の形などの特徴を話しながら、
オウム・インコをじっくり見ました。
そして、最後のコバタンのココちゃんのところでは、彼らが住んでいる森が少なくなっていること、
ペットとしての乱獲から、絶滅に瀕している種が多いことを説明しました。
到津にいるコバタンとスミレコンゴウインコは、
野生では1万羽を切っているといわれ、絶滅危惧種に指定されています。
到津のオウム・インコに会ったあとは、今日のメインの作業です。
あらかじめ用意していた絵本の下絵に折り紙をちぎって貼ってもらいます。
かくいう私自身も、そのようなことをした記憶がないという事実(>_<)
このイベント前に練習と称して世界地図を貼ってみましたが、結構時間がかかってしまいました
イベントの時間内に終わらなかったらどうしようと不安になって、参加者のみなさまには、
「あまり小さく折り紙をちぎると、時間がかかりますよ」というアナウンスをしました。
折り紙をちぎる→糊づけする→貼る、という作業も最初に比べてどんどんはかどっていく集中力にびっくり(^o^)
みんなで協力し合って一枚の絵を仕上げます
そしてさらにびっくしたのは、最初は何となく切って貼っているうち、
いろいろなこだわり・工夫が出ていたことなんです。
子どもさんだけでなくお母さんも真剣にです。
立体感を出そうとしたり、下絵の線まできれいに貼りこんだり、
余白の部分に、装飾をほどこしたりと、本当に脱帽する思いでした
イベント終了の時間をこえてまで完成に力を注いでくれた参加者のみなさま、
本当にありがとうございました
いまからは、残りの部分を完成させるため、私たちスタッフががんばります。
完成のさいには、このブログで報告しますので楽しみにしておまちください
最後に…。
このイベントがあった6月15日という日について
6月15日はオウムインコデーなんです。
06で「オウム」、15で「インコ」と読むごろ合わせなんですが、
多くの日本の動物園や水族館が加入している日本動物園水族館協会というところが、
絶滅に瀕した種が多いことなどをしってもらうために定めました。
ペットとして人気の高いオウム・インコですが、
そんな一面があることをイベントや絵本を通じて知ってもらえればと思います。