動物たちのおはなし
子どもたちの笑顔を乗せるロバライド(ロバの乗馬)
いま、まさにそのための修行を行っているのがこの子
今年で歳になったミカンちゃん(ミカンちゃんって? →https://www.itozu-zoo.jp/blogs/animal/2014/04/5531.php
→https://www.itozu-zoo.jp/blogs/animal/2014/04/5536.php)
<今日もキマッテルゼ!!ミカン!!
持ち前の図々しさ、マイペースさを活かしてというか、ようは割と図太い性格のようで
鞍はしょっぱなからなんなく付けることができたミカンは、
いまは、ふれあい動物園のバックヤードでよくお散歩しています
え、これが修行?って思うかもしれませんが
まずは、人にひかれて歩くことに慣れてもらうとこからといった感じでしょうか。
道草をしたり、好きなだけ歩いたり、楽しみながら、
人にひかれて歩くのは楽しいと感じてもらえるように
そして、外の様々な刺激を受けて、何事にも動じない。
子どもたちを安心して乗せられるロバを目指して日々楽しみながら修業中です
こちらは、兄貴分?のシュンタくん。
シュンタも、同時進行で乗馬修行中なんですよ
まあ、男の子なんでシュンタの性格によってはお客さんを乗せるのは難しいかもですが…
で、先日シュンタとミカンを同時にお散歩させていた時のこと(笑
(ミカンの手綱をひくのは若手飼育員の古川さん、
シュンタの手綱をひくのはベテラン飼育員の深田さんです)
シュンタは、まったくあることが気になって集中できませんでした。。。
それは、道端に生えてるおいしそうな草
では、ありません。そこら中に生えてる草をハムハムしながら目線はある一点に
それは
ミカンちゃん
シュンタもお年頃ですからね 若い女の子が気になって、気になって仕方ないみたいです。。。
とうの、ミカンちゃんもそんなシュンタが気になる様子?
シュンタが、あまりにも集中できずミカンに駆け寄ろうとするので仕方なく
2頭は反対方向へお散歩・・・
シュンタは、心臓に毛が生えてるかのような性格でフンフン、フンフン
我が道を行き、道草を食べてました。。。
ミカンは、シュンタのおかげであまり行かないほうへ行くことになりちょっと足取り重く
不安そうでした
なので、シュンタと行く方向を変えると(いつものコースにしたとたん)
ルンルンで歩いて行きました
シュンタは、どこへ行こうと、ルンルン我が道を行き、道草を食べていました
(それを、巧みな手綱さばきで操る深田さんもすごい)
と、そんなシュンタは乗馬行けるといいですね~ なんて話していると
「深田さ~~~ん」と叫び声が・・・
古川さんがミカンの後ろをつかんで、
正確には外れそうな鞍をつかんで必死に踏ん張っているではありませんか
どうやら鞍が(ミカンは胴幅がまだ細くてブカブカなので)、
ぐるんっとお腹側に回ってしまって、それに驚いたミカンが走り出して
手綱を留めていた金具が外れてしまったとのこと
ここで、豆知識
手綱はあらかじめ外れるようになっていて、ある程度の負荷がかかると先ほどのように外れるんです。
これは、ひき手がそのまま引きずられていかないようにするためなんですよ。
万が一、頭を踏まれると命にかかわってきますからね。私もこの時、そのことを知りました
と、ミカンもね、マイペースマイペースって言われますけど
意外と繊細ですからね
これからも、修業を積んで、何事にも動じない素晴らしいロバになってほしいですね
というわけで、今日のお散歩、じゃなかった
修業はここまで