動物たちのおはなし
皆さんは知っているでしょうか?
4月19日が何の日か
4月19日・・・4/19・・・4・19・・・419
4(し)1(い)9(く)
というわけで4月19日は「飼育の日」
2009年に日本動物園水族館協会が、協会創立70周年を記念して4月19日を
「飼育の日」と定めたそうです
普段見ることができない裏側の仕事や講演会等、飼育係の仕事を紹介、動物園・水族館の役割を理解してもらうことが目的だとか
なので、4月19日は多くの各園館で、飼育にちなんだいろいろなイベントが催されています
ちなみに、動物園には4つの役割があるといわれていて
「教育」「レクリエーション」「種の保存」「研究」
飼育員はこれらの役割が全うできるように、そして、動物園で暮らす動物たちが活き活きとした
生活が送れるように日々頑張っているわけです
と、前置きが長~くなってしまいましたが
そんな飼育の日に、到津は何を催したかというと
第45回ゆめある動物園プロジェクトにて、
「動物園のお仕事体験!!~419IN編~」を行いました
今回はいつもの飼育員体験ではなく、環境エンリッチメントに注目した飼育員の仕事に
挑戦していただきました
環境エンリッチメントっていうのは、まあ、動物たちの暮らしを豊かにしてあげようというものです
動物園水族館協会が出している飼育ハンドブックによれば、
『環境エンリッチメントとは、飼育環境の向上を図ることであり、動物が
心身ともに健康的で十分にその能力を発揮した生活をおくることや、動物の福祉について
強く意識したもの』とあります
で、その環境エンリッチメントを取り組んだ動物たちは
ニホンザルとマンドリル
私からは、ニホンザルの方の様子をお届けします
テーマは、動物も人も楽しむ
どんなことをしたかというと
ニホンザルは木登りが得意ですよね
よく木の枝を入れてあげると登っていたりもするのですが~
今回は特別バージョン
たくさんの果物をつけてあげました~~~
簡単には取れない果物に苦戦しながらも、サルたちは器用に木の枝につかまり
がんばっていますガンバレ~
これには、参加者もお客さんも大興奮
目の前で繰り広げられる、子ザルたちの果物の取り合いや巧みな木登り
サルたちに能力を存分に発揮していただきました
他にも、いつものフィーダー(給餌器)をセットしてみましたが・・・
やはり、果物にはかなわず
みんな果物付きの木の枝に夢中
枝の下のほうでは、果物の取りこぼしを待つサルの姿も
サルたちの社会も上下関係は厳しいですからね
こんな、サルたちの駆け引きも見ることができました
ま、こんな感じで時間はあっという間に過ぎ・・・
動物も、人も楽しい時間を過ごせたかな
飼育員の仕事は、掃除やエサづくり、観察・・・・・・と、言ったらきりがないですが、
動物たちが少しでもいい一日を過ごせるように、できる限り色々なことに取り組んでいます
動物たちも毎日が同じだったら面白くないでしょうしね。。。
こういった取り組みは動物のためなのはもちろん
みなさんに、動物たちのことをもっと知っていただけるきっかけになります
みなさんに「伝える」というのも、私たちの仕事のひとつ
簡単にですが飼育員の仕事について、ニホンザルへのエンリッチメントと合わせて
ご紹介させていただきました
さて、マンドリルの方ではどんな取り組みをおこなったのでしょうね?
楽しみですね~~~~