動物たちのおはなし
みなさま長らくお待たせしました
探訪記最終回です
では、さっそく
1月30日。
シファカの観察最終日。そして、この日は忘れられない。
私が、ダウンした日でした下痢で・・・
この日は、観察メインで、あとは動物の検疫を行う施設の確認を行わなければなりません
いや~~~、今思い出してもお腹がキュ~ってなります
料理がおいしくて、食べ過ぎたのか、前日の雨で体が冷えたのか、ここまでの疲れが出たのか・・・
まあ、これらに加えて、料理にあたってしまったんでしょうけど。きっと・・・
実は、いままで、マダガスカルに出張に行った先輩方もことごとくお腹壊してるんですよ
料理で・・・
みなさんも、もしマダガスカルに行かれることがあったら食べるものには気を付けてくださいね
と、私のお腹壊しちゃった話はこの辺にして・・・。
まずは、午前の部。
シファカの朝ごはんに立ち会えました
これは前日の夕ご飯の残り。何がどのくらい残っているか量らせてもらいました
与えた餌を全部食べるわけではなく、そのなかから食べたいものを食べたいだけ
食べているようで ただ、餌の偏りが見られるのが、今後の課題ですね
そして、
朝は木の葉と特製フードがメインということで。
掃除を終えた飼育員の方が、園内の木に登って、木の枝を採ってきました
こんな感じでお部屋にセット
マンタリ、タマリンド、タラフチ、ベファンチケ…と、
だいたい4種類の木の葉を与えているみたいです
さっそくシファカがやってきました
で、私たちはシファカが警戒して外に行かないようこっそりのぞきます
むしゃむしゃ葉を食べるシファカ
たまに、ハッとこちらを警戒。
そして、また葉をむしゃむしゃ
こちらは、2頭で仲良く採食中
そして、1頭がハッとなって、もう1頭もハッ(笑)
こちらは休憩中?なようで、ズームするとこんな感じ↓
両手足で木の枝をしっかり持って、丸まって(尻尾も丸めて)。
この巻いた尻尾がカワイイ、でもこの態勢、楽なのか?とじーっと見ていると
熱い視線に気づいたのか目が合い、「あ、ごめん。起こしちゃった?」って思いきや
「ふあ~~あ~あ~~」と、あくび(笑)
こちらは運動場に生えているグァバの葉を食べているところ
こちらは寝室でむしゃむしゃ
葉は一気には食べず、ちょいちょいやってきて食べていました
じーーーーーー
ハッ
むしゃむしゃ
ハッってね(笑)
で、まあこんな感じで午前の部は終わり・・・
とりあえず、トイレに駆け込み・・・(いや、もういいよね。このくだり(呆))
お昼・・・この日はチンバザザの園長たちと昼食をとることに
少しでもお腹に優しそうなスープヌードル?みたいなものをちょびちょび食べ・・・
あ~、体調が万全なら他にも、もっといろいろとおいしそうな料理がいっぱいあったのに・・・
悔やまれます。。。
っと、このくだりはホントいらないですよね
さて、気を取り直して、午後の部
まずは、輸出する動物を検疫する施設の確認
検疫っていうのは、その動物が病気をもっていないかチェックすることなんですけど。
サル類ともなるといろいろとクリアしないことがあって、なかなか時間がかかるんです。
で、まあ、その基準を通るための、まずは検疫獣舎が必要なわけで。
向こうの建設業者や獣医の方たちと話しながら、改修箇所を指摘して。
やはり国が違えば考え方も違うので、こちらのイメージと違うようになっていたり・・・
と、まあ、こちらもなかなか時間がかかるものです。
そして、それが終われば最後のシファカタイム
と、さっそくグァバの葉をむしゃむしゃしてました
ハッ
ほんと、アッという間に1週間が過ぎて行きました シファカたちともとりあえずお別れです
でも、みんな元気そうだったので良かったです
百聞は一見に如かず私も、本物のシファカを見れて、また、マダガスカルに行けて
本当に良かった
動物だけではなく、そこで生活する人や文化、習慣、食べ物・・・
動物たちのことを伝えるためにも、それを取り巻く環境を知ることは大事ですから
今回の出張は本当にためになりました
そして、今回出会ったシファカが到津に来ることはないですが、彼らの子孫が
いつかは到津にやってくるかもしれません
そのためには、たくさんの課題が山積みですが、そうなるようにマダガスカルと協力していかなければなりません
まずは、到津に来る予定になっているキツネザルたちの輸入手続きが先ですけどね。
こちらも、スムーズに話が進むといいですね~。。。
と、いうわけで、
最後の31日にはマダガスカルの外務省の方にお話を伺いに行って
日本に帰ってきました
みなさんに、「新しくキツネザルがやってくるよ」という吉報が早く
出来るように頑張っていきたいと思いますので
みなさん、もうしばらく待っていて下さい
では、長くなりましたが
これにて
マダガスカル探訪記
お・し・ま・い
長い間ご愛読ありがとうございました