動物たちのおはなし
『ワライカワセミは、孵化したヒナ同士で・・・、親がヒナを・・・
生存競争に勝ち残った1羽だけが、無事に巣立つ』
と言う話もあるようですので
慎重に3羽の成長を見守っていきたいと思います。
の報告直後に
まさかまさかの・・・
ワライカワセミは前年度繁殖したヒナ、家族が、
ヘルパーとして子育ての手伝いや、天敵からヒナを守ることでも知られています。
今年は昨年繁殖した『えそら』がいますので、
今回の繁殖では、こちらの行動もいろんな視点で見ていこうと
思っていましたが・・・
実は15日(孵化報告をした日ですが)の早朝に
残念なことに、1羽のヒナが死亡しました。
ヒナが一羽いないことに気づき、
急いでビデオを確認したところ・・・
原因は、そのヘルパーとなってくれるはずの『えそら』が
ヒナを巣の外に落としてしまったことです。
*一見、引きずりだしたかのように見えますが、
ヒナとくちばしの接点をみると違うようも見えます。
この行動が、文頭の例に当たる行動なのか、育雛行動の事故なのか、
『えそら』の行動で気になる部分も・・・
今回の対応として・・・
『えそら』を子育てからはずす
という考え方もありますが、
いずれは『えそら』も繁殖に関わっていきます。
その事を考えると、今ヘルパーとしての役割からはずすのではなく、
経験させることが望ましいと判断し、
『えそら』はそのままで経過を見ていくことにしました。
(もちろん現状ではなく、できる限りの対応は行って)
『えそら』に変化が・・・
口を大きく開けてエサをねだるヒナ
エサをくわえて巣箱に入ってきたのは『えそら』
エサは『ひめ』が受け取りヒナへ
自分で直接あげるところは観察できていませんが、
少しホッとしました。
『えそら』の行動の理由はまだわかりませんが、
2羽のヒナの成長とともに、
ヘルパーとしての成長を見守っていきたいと思います。