動物たちのおはなし
ど~も、ど~も~林床ゾーンワオキツネザルさん サンキュ~です
さて、今回は、レバノンの出産時の様子です。(とは、いっても生まれたあとですが~)
フリルの双子ちゃんが亡くなって・・・落ち込んでいる私に、その日は突然やってきました
いつものように、朝の巡回に出掛けたところ・・・エリマキさんに挨拶をすまして~
「ワオちゃん!おはよ・・・」んんん
レバノンの足元に何かぶら下がっています
よ~く見ると、今まさに生まれたてのベイビーがっ
この子はかろうじて、レバノンと繋がっていました。
・・・しばらく(と言っても30秒ぐらいでしょうか・・・)見ていましたが、動きがありません。
死んでいるのか?・・・と不安になったところ、レバノンが抱きかかえ、舐め始めるとピクリと動きはじめました。
そして、しっかりと抱きかかえられ、一安心。ほっ
そのレバノンの胸にはよ~く見るともう1頭
尻尾が2つわかりますか?
めでためでたの双子ちゃんです
(レバノンのお腹の大きさからすると3つ子か!と少々期待していましたが、大きなツインズでした)
実はレバノンは昨年の赤ちゃんを生後4日で亡くしています。
初産だったこともあるのでしょうが、今年は輪をかけてのツインズ
無事に育児ができるのか・・・心配になります
大丈夫かレバノン・・・
しばらく様子を見ていると・・・まだまだお産は続いていました
出産は赤ちゃんが出てきて終わり!ではないんですよ~
その後の後産がまた苦しんです。(体験談・・・)
ピンクの物が胎盤です
ムシャムシャ・・・と。
残っていたと羊膜と胎盤が出てきて、それをムシャムシャ・・・食べてしまいます双子なので、2個も!(個でいいのか?)
きちんと処理をして、臭いで他の動物が寄ってこないように、
また、食べてしまうことで、レバノンと赤ちゃんの栄養にもなるのですね
その後は、しっかりツインズをおっぱいの位置に抱き、ジーっと動かなくなってしまいました。
群れの仲間たちは、開園時間になり、パドックへと行ってしまいましたが、
気にする様子もなく、ひたすら、赤ちゃんをなめ、抱いています。
あの、・・・おてんば娘のレバノンが・・・落ち着いているのです
今年のレバノンは、違うゾ
きっと、レーズンの双子の子育てを横から見て、学んできた結果なんでしょう
動物は本能で、何でも出来る!と思われがちですが、「学ぶ」ことができてこそ!ということなんでしょうね
そんな、レバノンですがやはり、フリルや、レイチといると落ち着かない様子
そこで、群れを分けるのは嫌だったのですが、赤ちゃんのことを1番に考えて、
「レバノン・レーズンとツインズ・ジャム・クルミ」の群れと、
「フリル・リボン・レイチ」の群れに分けることにしました。
*ジャムは仮称(デコ) クルミは仮称(ブラウー)です。
正式に名前が決まりました!(こんなとこで、しれっとお知らせ)
そのおかげもあってか、本当に落ち着いているレバノン
ツインズもスクスク大きくなっています
ちなみに昨年のツインズは1年でこんなに大きく成長しました
右:ジャム 左:クルミ 奥:リボン(昨年のフリルのコです)
え?比較するものがないから分かりにくいですって?
左:フリル(大人) 右:クルミ
こんな感じ
来年の今頃は、今年のツインズもこんな風になっていると思うと楽しみですね
では、最後の最新ショット