動物たちのおはなし
みなさん、こんにちは
ミーアキャットに惨敗中の宮崎です
今回、ミーアキャットの展示場に新しく植物を植えました
ミーアキャット達も喜んでくれる。どんな反応をするのかな
そう思って、僕もウキウキしながら観察していました・・・
しかし、少しの不安を心の奥に感じていました・・・
嫌な予感を感じつつ観察をつづけると
あ~やっぱり・・・
ミーアキャットは、穴を掘って生活する動物
しかも好奇心旺盛
楽しそうに植物周辺の穴をホジホジ
あっという間に、植物が倒れていました
これでは、植物がかれてしまう
なにか、対策をしなければ・・・
ここから始まる・・・
ミーアキャットVS飼育員 “植物争奪戦”が始まりました
実況は、ミーアキャットと戦う飼育員、宮崎が担当します
「先手は、やはりミーアキャット
しかし、宮崎君も負けていません
倒される前に穴を埋めるという、速攻穴埋め作戦にでました!」
「しか~し、ミーアキャット!!
みごとな連携プレイで、宮崎君の穴埋めより早く掘るという、作戦にでました!」
「宮崎君、間に合いません!」
「埋める宮崎君!掘るミーアキャット!」
「埋める! 掘る!」
「埋める! 掘る!」
「埋める! 掘る! 掘る!」
「埋める! 掘る!掘る!掘る!」
「あ~っと!ここで宮崎君諦めた」
「さすがの宮崎君も数で攻められたら、太刀打ちできないようです
宮崎君、一度タイムをとり、作戦会議です」
「ギブアップでしょうか?」
「いや、諦めたわけでは、ないようです!
なにやら、道具をもってきました!」
「バケツに、石を入れてきた模様です
この石をどう使うのか?
まさか、石でミーアキャットを攻撃するのでしょうか?」
「今、戦いが再開しました・・・」
「どうやら、石を植物の周りに置いて掘れなくする作戦のようです。
さすがの、ミーアキャット達も石には勝てない様子!」
「これは、宮崎君の勝ちでしょうか~!?」
「ついに、この戦いにも終止符がうたれるのでしょうか?」
「おっと!
ミーアキャット達も作戦を変えてきた様子です」
「なんと、妨害作戦にでました!
これでは、宮崎君、作業ができな~い!
さすが、ミーアキャット。
ここでも、連係プレイ!」
「2頭が、バケツに入り、体を張った、妨害作戦!」
「スコップもミーアキャット達にとられてしましました!」
「残りのミーアキャット達が穴を掘るという、実に息の合った、作戦ですね~!」
「さぁ~!宮崎君どうするでしょう!?」
「おぉ~っと!!!石を地面に出し、バケツを違う場所に置いた~!」
「これは、バケツの中に入っていた、ミーアキャットを誘い出す作戦でしょうか?」
「ん~・・・。
どうでしょう?」
「ミーアキャット達は、植物に夢中ですからね~。
上手くいくのでしょか?」
「上手くいった~~~~!
バケツ囮作戦、大成功です!」
「これで、誰にも邪魔されず、作業ができますね」
「これで、ようやく長かった戦いもようやく終わる・・・」
そう思っていました・・・
「さぁ~、宮崎君、全ての植物の周りに石を置き、作業が終わりました!」
「宮崎君、余裕がありますね~!」
「作業が終わり、観察に入りました!」
「おや!」
「ここで、ミーアキャット。ようやくバケツ囮作戦に引っかかっていたことに気づいた様
子です」
「バケツに飽きただけにも見えますが・・・」
「ここから、ミーアキャット達、どうするでしょうか!?」
「だんだん、植物に近づいていますね~!しかし、もう作業は、終わっています。今更な
にもできないでしょう!」
「おぉ~っと!」
「なんということでしょう!」
「石をどけています」
「しかも、どけるだけでは、飽き足らず、その下に穴まで掘っているではありません
か!」
「石が少し小さかった模様」
「宮崎君もがっくりしています」
「ミーアキャット達!普段から穴を掘って、鍛えているので、このくらいどかすのは
簡単のようです」
「さぁ~、戦いはまだ、終わっていません!さながら、延長戦でしょうか!?」
「宮崎君の次の一手に注目したいですね~」
「宮崎君。考えています!」
「・・・」
「おや!?」
「ん?」
「白旗です!なんと、宮崎君ギブアップの様子」
「今回の戦いも、やはりミーアキャットの勝ちの様子です!」
「しかし、宮崎君も良くがんばった!拍手を送りたいですね~」
「宮崎君もこのままでは、終われないはず!次はどんな手を考えてくるのでしょうか?」
「これからも、ミーアキャットと宮崎君の戦いを追っていこうと思います」
「これからも、宮崎くんを応援よろしくお願いします」