動物たちのおはなし
報告が遅くなりましたが、去る2月17日に、第31回夢ゆめある動物園プロジェクトが行われました。
今回のテーマは「作って、知って、観察しよう!!~カンムリヅル~」と題して、鳥凧(とりだこ)の制作を通じて、鳥がなぜ飛べるかを知り、実際の鳥を観察するイベントです。
「今日の主人公」
新人の私、このイベントが初イベントだったのです。
せっかくなので、担当動物で行いたい!!という意気込みはあったものも、
モルモットやウサギのように触れあえるものでもなく、トラやライオンのように
エサやり体験ができるわけでもなく…。
何にしようかなあと、ちょっと路頭に迷いながら
初イベントを何にしようかと考えているところに、飛び込んできた他施設の素敵なイベントを発見
参考までにと見学させていただきました。
結果、そのイベントを自分の初イベントにしてしまいました。
「いのちの旅博物館」の武石先生、快諾していただけた上、さまざまな資料をくださり、本当にありがとうございました。
なお、 今回のイベントの準備の際には、伊藤利朗著 カラスもびっくり!バイオカイト(講談社ブルーバックス)の内容と森久エンジニアリング株式会社製バイオカイト(http://www.biokite.com)を参考にさせていただきました。
鳥だこが、それほどよかったんです。
なぜかというと…。
この鳥だこは、地面に垂直に飛ぶ普通のたこと違って、本物の鳥のようにほぼ水平に飛ぶんです。
鳥がなぜ飛べるのかについて、ただ話を聞くだけでなく、制作や実際に飛ばすことを通じて伝えることができる鳥だこはとても魅力的だと思いませんか?
問題と言えば、鳥だこに引きつけての話がうまくいくかということのみ。
当初の目的通り、まずは鳥がなぜ飛べるのかを解説。
思ったよりもとても軽~い!!(カササギの翼標本です)
軽さの他にも、翼があること、筋肉が発達していること、背骨がぐにゃぐにゃ曲がると飛ぶための強い力がかからないので背骨は曲がらないことなどを解説しました。
次は、鳥だこの作成です。
今回は、参加したお子さんだけでなく大人の方のにも配布。
子どもたちはもちろん
大人の方も真剣そのもの
完成したものがこちら。飛ぶかなあ(スタッフの私がちょっぴり不安…。)
実際に飛ばす前には、知って欲しいことが…。
そう、それは、担当動物のカンムリヅルについてです。
鳥だこを手に、飛ばしてみる前のこのタイミングなんてちょっと酷な話ですが、
鳥だこを飛ばす予定の芝生広場の手前にカンムリヅルがいるんです。
ごめんなさい。
カンムリヅルの飛ぶ光景は見れませんでしたが…。
愛想よく!?翼を広げてくれました。
そして、お待ちかねの鳥だこ揚げ。
程よい風のおかげもあり、多くの鳥だこが空に舞うことができました。
子どもだけでなく大人もたこ揚げに夢中になっていただけたようでよかったです。
イベントに参加していただいたみなさま、ありがとうございました。