動物たちのおはなし
みなさん、こんにちわ。それでは、昨日の緑化計画の報告の続きをさせていただきます
え~っと、まずはクスノキでしたね
クスノキはというと…
クスノキは本来、防虫剤の原料になる樟脳を含んでいるため、動物が食べてしまうと体調を崩しかねない植物です
しかし、いろいろな資料を調べてみると、野生のニホンザルたちはどうやらクスノキの葉や実を食べているようなんです!!
実際私も、香春岳にサルに会えないかな~と行ったことがあるのですが、そのときはこのクスノキの実、種が混ざった
ウンチを発見しました。
なので、まあ、大丈夫だろうということで、これまで、少量のクスノキの枝を入れて何度か様子を見てみたのですが
その時の結果は、若干葉っぱを食べる個体がいる程度で大概次の日まで残っていました…
そして、サルたちの体調に変化はないようでした。
もちろん食べすぎには要注意ですが、そこらへんはサルたちの方がよっぽど分かってるみたいです
今回は、クスノキの幼木を2本植えてみることにしました
これまでの経験上、切ってきた木の枝と生きた木では嗜好性に違いがでることもありましたので・・・
で、その結果はというと、
当日。
1週間後。
2本のうち、1本は当日に根元からかじり取られて、幹をぽりぽりと齧られて?食べられて?しまいました・・・
葉っぱは下に落として、次の日まで残っていましたが・・・
残りの1本は今のところまだ生き残っています
このまま、やられることなくいけば、サル山緑化への有力候補になりそうです
そして、最後はクマザサ!!よく見る竹とは違い、成長しても背丈の低いイネ科の植物に属します。
根付いてくれればどんどん生えてくるんじゃね?っという私たちの期待を一心に背負っています!!
ちなみに、これまでクマザサを刈ってきてエサとしてあげてみたことがあるのですが、
そのときはあっという間にたいらげられています・・・
しかし、サル山の植樹帯にはさまざまな雑草が勝手に生えてきているのですが、
それらはほとんど手付かずで残っているので、地面に近い植物は生き残るかも知れません!!
と言うわけで、その結果はというと・・・
ちなみに今回、1ヶ所ではなく数ヶ所に分けて植えてみました
当日。
1週間後。。。
結果的には多少の食害はあるものの、なんとか残っています
やはり、地面に近いと食べづらいとかあるのかもしれません・・・。
早く根付いて春には新芽が出てくれるといいですね
というわけで、サル山もだいぶ緑が増えてきて、サルたちも木のある環境に慣れてきたかな(飽きてきた?)
と思いつつ、少しずつ成果も見え始めてきた今日この頃の報告でした。