到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

その後の子ザルたち

皆さん、お久しぶりです。最近HPの更新が止まっていてすいません。

皆さんはおかわりないでしょうか。

 

さて、あれからニホンザルにまたまた新たな赤ちゃんが誕生しました!!

赤ちゃんを産んだのはアオイ。今回が初産です。

 

 

 

20110910その後の子ザルたち.JPG

 

 

 

 朝、確認した時の写真

遠くにいてピントがあいませんでした・・・)

 

 

 

産まれたのは8月24日。

最近、お腹も膨れて、乳首も目立ってきて、近くに寄ってこなくなって、

そろそろ産むかもしれないな~と思っていた矢先・・・

朝の確認に行った時、アオイが赤ちゃんを抱き締めている姿を確認しました。

 

 

 

 

20110910その後の子ザルたち (1).JPG

 

 夕方の写真

 (顔をちょこんと見せてくれました)

 

赤ちゃんが無事産まれて、母子ともに元気そうで何より。

 

あとは、初めての子育てがうまくいくことを願うばかりです。

 

 

さて、アオイは無事元気な赤ちゃんを産んでくれましたが、

そうじゃない時だってあります。

ちょうど同じ時期、アオイのお母さんのヒマワリもお腹が膨れて、

乳首が目立ってきていました。アオイも産んだし、

ヒマワリもそろそろかな~と楽しみに思っていたのですが・・・


 

20110910その後の子ザルたち (2).JPG

 お腹の大きくなったヒマワリ

 

9月3日、台風が九州に上陸した日です。朝の確認に行くと、

ヒマワリのお腹はへこみ、お尻は赤く血に染まっていました。(←出産時の出血)

「お、ついに産んだか!!」と見てみると、そのお腹には赤ちゃんを

抱いていません。「あれ・・・、赤ちゃんは?」と観察を続けていると、

ふと、岩陰からヒマワリが赤ちゃんを抱いて出てきました。

 

ほっとするのもつかの間、赤ちゃんの手足は力なく・・・。

「まさかっ!!」と思い、観察を続けたところ

 

赤ちゃんはすでに息絶えていました。

解剖の結果、死産だったということが分かりました。

 

久しぶりの更新なのにこんなダークな内容になってしまってすいません。

しかも、字ばっかりで・・・

 

動物園にいるのは命ある動物たちです。生きるものもいれば、死んでいくものもいます。

そして、私たちもその現実を受け入れなければなりません。

 

今回のこの死産の赤ちゃんを見ているといろいろ切なくなりました。

ニホンザルの中には、もうかなり高齢の子もいます。

毎朝、全頭元気そうな顔を見てほっとする自分がいます。

いつか、この子たちとお別れが来るのを考えるとさみしくなりますね・・・

 

さて、何だか湿っぽくなってきましたが、次世代を担う

赤ちゃんたちはすくすく順調に育っています!!

 

 

到津に遊びに来られた際は、是非成長した赤ちゃんたちを見に来て下さいね。

 

9月10日、現在の子どもたち。みんなすっかり大きくなりました♪

20110910その後の子ザルたち (3).JPG

 20110910その後の子ザルたち (4).JPG

 

 

  

ミズキの子ども(ホタル ♀ 5月30日生)      コユキの子ども(ケンイチ ♂ 6月19日生)

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キャロルの子ども(マルオ ♂ 6月21日生)      アオイの子ども(アカネ ♀ 8月24日生)

 

って、なかなか見分けつかないですよね・・・f(^_^;)

 

 

 

 

 

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