動物たちのおはなし
毎日暑い日が続いていますね。
梅雨明けと同時に園内の虫たちも一気に鳴き始めて
今年もこの季節がきたなぁと感じます。
そして、この時期からロビーと里のいきもの館を使って
毎年行っている「カブトムシ・クワガタ展」。
今年も行います。
しかし、今回は少し内容を変えて開催いたします。
題して、「到津の森の昆虫展」。
タイトル通り、到津の森公園の中で見られる昆虫を展示しています。
到津園内で見られる昆虫と言っても、
ここでしか見られない、かなり貴重!!
...な昆虫を展示しているわけではありません。
家や会社、学校、近くの公園、田んぼ、畑、草むらなどなど...。
皆さんの周りでも見ることができる昆虫ばかりです。
ところが、実際、展示が始まってみると
「うわー、こんなんおるんやね!」
「始めて見た!」という声をたくさん聞きました。
そうなんです。
普段の生活ではなかなか気がつかないんですよね。
昆虫大好きな子供たちでさえ、
見過ごしていることが多いのかもしれません。
今回の昆虫展を通して身近な昆虫たちを知って欲しいなと思います。
実は私、そんなに昆虫が好きではないんです。
嫌いというわけではないんですが
かくかく曲がった脚や予測不能な動きがどうも苦手なんです。
なので、昆虫が苦手という方の気持ちはよく分かります。
しかし!
昆虫たちが、生きていくための体つくりや
生活体系など様々な素晴らしい機能を持っているのも事実。
苦手な方でも少しでも入ってきやすい展示をと考えました。
アリ○ッティみたいでかわいいでしょう。
そして、もう1つ。
一押しがハチの展示です。
さんざん昆虫が苦手と書いておいてとても言いにくいんですが
私、ハチが大好きなんです。(チョウも大好き!)
なので、身近な昆虫展からハチは外せなくて
どうにかして展示できないかと考えていました。
そして、今回アシナガバチとスズメバチを展示することに!
普段はなかなか近くで見られないハチを ここぞとばかりに見ることができます。
大きな六角形のケースの中では ヤマトアシナガバチの巣ごと展示しているので 巣を作ったり、幼虫のお世話をしているところや 体を掃除してもらっている女王バチの様子まで観察することができます。
スズメバチはケースを二重にしているので心配はいりません。
こちらも穴があくほど観察可能です。
大きな体についた触角や大あごまで見えるスペシャル展示です。
つい熱くなってしまいましたが、他にも
カナブンやコガネムシ、ナナフシ、カミキリムシ、
チョウの幼虫、もちろんカブトムシやクワガタもいます。
是非、いきもの館へたくさんの昆虫たちに会いに来てくださいね。