動物たちのおはなし
ヤマモモの季節到来
2011年7月 3日
みなさん、こんにちは。暑い日が続きますね・・・
さて、今日はいつものようにニホンザルを見ていたある日のことのお話し・・・
いつも通り朝の観察に出かけると、
「カァ―、カァー」とカラスがサル山の裏のほうに飛んでいきました。
それに気づいたサルたちもぞろぞろとサル山の裏の方に移動しはじめました。
この時は、赤ちゃんも産まれたし警戒して移動したのかな~と思っていました。
ちょっと移動して裏の方を見てみると、サルたちはサル山の左奥に生えている
ヤマモモの木の下のほうに集まって上を見ています。
そして、そのヤマモモの木にはカラスがとまっています。
ですが、サルたちの様子からカラスを警戒しているわけではなく、何かを待っている感じです。
しばらく観察しているとカラスはヤマモモの実を食べ始めました。
ちょうど今の時期はヤマモモの木の実が熟します。サル山の裏に生えているヤマモモもたくさんの実をつけています。
カラスはそれを狙ってやってきたみたいです。
そして、サルたちはその下で何をしているかというと・・・
ポトポト落ちてくるカラスからのおこぼれ(落ちてきたヤマモモの実)を食べていました。
甘酸っぱいヤマモモの実はサルたちの大好物のひとつのようです。
いまではカラスがいなくても、風で実が落ちてくるのをじーっと待っている
サルの姿もよく見かけるようになりました。
サルたちは種ごとガリガリと食べているので、
よ~く耳をすませるとその音が聞こえてきますよ。
おまけ
ドヤ顔みたいに見えるサル(サイクロン)