動物たちのおはなし 公園だより
前回のお話『緑がいっぱい!!おサルさんのおうち』で、
ある疑問をなげかけました。
木を植える目的は何でしょう?
みなさん、ヒントの絵からわかりましたか?
今日はその答をお話します。
私たちおサルさんの飼育員は、木を植える目的を5つ持っています。
木はサルにとって・・・
1、遊び道具になります。
木の枝を折ったり葉をちぎったり、特に子ザルは枝を振り回したりして遊びます。
チンパンジーは枝を道具として使ったりもします。
2、休む場所になります。
木の上で生活するサルにとっては休む場所になります。 生い茂る葉は雨や風をしのいだり、身を隠すこともできます。
木の実はもちろん、葉や枝を食べます。サルの中には葉を主食として
食べるサルもいて、生きるための大切な食料にもなります。
木が運動場にあると・・・
4、さまざまな生物が集まる場所になります。
木があるということは土があります。土の中には色々な生物が暮らしてい
ます。木の実を食べに小鳥がやってきたり、葉が落ちて落ち葉になり、
虫たちが集まってきます。
生物がいることにより、サルにとって刺激になります。
5、サルの生息環境を再現することができます。
木があることにより、その動物がどんなところにすんでいるのかを来園者のみなさんに
知ってもらえたらなと考えており、
これを通して自然環境に興味をもってもらうきっかけになればいいなと思
っています。
みなさん、どうでしたか?自分の予想は当たってましたか?
木はサルにとって、実は色々な役割を持ってます。
ぜひ、これから木とサルの関係にも注目してみて下さいね。