動物たちのおはなし
フランソワルトン チャーミーの旅立ち
2010年11月 1日
モヒカンのようなかっこいい髪型のチャーミーくん。
この度、名古屋の犬山市にある日本モンキーセンターへ
おむこさんに行くことになりました。
フランソワルトンは野生では絶滅が心配され、国内の動物園でも
到津以外では7園館と飼育園館が少ないのが現状です。
到津ではメスが死んでからずっと1頭で暮らしてきました。
そのため、メスがいるモンキーセンターへの移動が決まりました。
動物園同士が協力して、個体数を増やす手助けをするということも
動物園の大事な役割の一つなのです。
10月29日 旅立ちの日。
いつもと様子が違うことを察知したのか、落ち着きがない様子。
チャーミーの安全を一番に考え、麻酔後、
輸送箱に入れることとなりました。
無事に麻酔がかかり、担当者が見守ります。
輸送箱の中に入れられ、
移動用の車に運ばれます。
みんなで見送ります。
無事に到着することを祈って・・・。
次の日、10月30日午前10時に無事に到着したと
報告をいただきました。
人見知りでちょっぴり臆病なチャーミー。
ですが、向こうでは落ち着いた状態だそうです。
私たちもほっと一安心です。
でも思えば到津に来たときも実はかなりの落ち着きっぷりだったそう(笑)
そんな大物のチャーミーがモンキーセンターでお父さんになることを願っています。