動物たちのおはなし
ウサギのお話 第7話 ウサギ小屋・2
2009年5月22日
床がコンクリートでできているウサギ小屋は、穴掘りもできませんし、
ウサギにとって自然な環境ではありません。
しかし水洗いができるので、
土があるウサギ小屋よりも清潔に管理しやすくなります。
ただし、ここで注意する点は、第5話でお話したように、
『ウサギは湿気にとても弱い』ということです。
どうすればいいのでしょうか。
ふれあい動物園のウサギ小屋では、
コンクリートの床の上に、床材としてチップやワラを敷いています。
糞や餌の食べ残しなどは床材にまざりますし、
おしっこも吸い取ってくれます。
床材があれば床が汚れにくくなりますから、
毎日水洗いをしなくても大丈夫なのです。
掃除の方法は、「床材が汚れてきたな」と思ったら、
汚れた床材をすべて取り除き、新しい床材と交換します。
交換の頻度は、飼育頭数など条件によりますが、
ふれあい動物園では1週間に1~2回、床材の交換を行っています。
そして、床が汚れてきたら水洗いや消毒をします。
この場合も、頻度は条件によります。
水洗いをする場合は、小屋の中が完全に乾くまで、
ウサギは別の場所へ移動させておくのがいいでしょう。
それでは次回は、ウサギ小屋について全体的に考えてみましょう