到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

ウサギのお話 第6話 ウサギ小屋・1

地面に土があるウサギ小屋は、見た目が自然で、

ウサギが穴を掘って遊ぶこともできます。

(穴を掘って地下から脱走する場合がありますから、注意が必要です。)

ウサギにとって、自然に近い環境なのはとても良いことです。

 

しかし、掃除はどうでしょうか。

糞や餌の食べ残しなどは、だいたいほうきで取ることができますが、

小屋の中を水できれいに洗うことはできません。

おしっこやほうきで取れない細かいごみなどは、すべて土に吸収されます。

自然のなかでは、微生物などにより少しずつ分解されるのですが、

限られた飼育スペースの中では分解が間に合わず、土が汚れてしまいます。

 

どろどろの汚れた土は、ウサギの体を汚しますし、

汚れた土が病気の原因になってしまいます。

どうすればいいのでしょうか。

 

動物園ではさまざまな動物を土の運動場で飼育していますが、

定期的に土の消毒や交換を行い、清潔に管理しています。

汚れた土をすべて掘り返さなければならないので、作業はとても大変ですが、

動物園ではなるべく自然に近い状態で、健康な動物を観察していただきたいので、

このような努力を行っています。

 

地面に土があるウサギ小屋で、健康なウサギを飼育するには、

定期的に土の消毒や交換を行い、清潔に管理することが必要です。

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それでは次回は、

床がコンクリートでできているウサギ小屋について考えてみましょう。

 

 

 

 

 

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