ワオキツネザルのお部屋の中には、突然と『森』や『草むら』が出現します（週に２～３回）。外から見るとワオキツネザルがどこにいるかわからないくらい・・・。実はこの森（草むら）は、エサになる枝や草をお部屋の中に飾りつけたもの。もちろんご飯は木や草だけでなく、果物や野菜（ときに昆虫）を、あげているわけで、草木を全部食べきらないこともありますが、それはそれで、彼らにとって使い道はあります。それは、座る場所になったり、ケンカをしたときの隠れ場所、また、枝の場合マーキングの場所にもなったります。毎日平和（？）に暮らしている動物園の動物たちにとって、お部屋の模様替え（？）は良い刺激にもなっているようです。前回紹介したお部屋の遊具の利用もグンとあがり、行動も増えます。面立てた環境エンリッチメントで終わらないように、今後も動物にやさしい飼育を目指します。もちろん、エサとなる植物のことも考えて・・・