到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

アライグマのイチゴが亡くなりました

3月4日、アライグマのイチゴが亡くなりました。

 

死因は心筋症による肺水腫と、長期的に採食が行えなかったこと。

 

2月23日頃から食欲がほとんどなくなり、あの手この手でごはんをあげて

なんとか食べてくれないか試みていました。

 

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2月26日、顔つきに元気がなくなり、深く呼吸をし、息苦しそうな様子。

いろいろと検査をしてみたところ白血球の上昇や犬歯の排膿、心陰影の軽度増大、肺野透過性の低下が見られました。

 

抗生剤の投与と心疾患の治療を試みました。

 

動物たちに薬を与えるとき、すんなりとは飲んでくれません。

たいていは、好物に薬を混ぜて気づかれないようにして一緒に飲んでもらいます。

イチゴにも、様々なものに薬を混ぜて与えました。

 

しかし、食欲も落ちているなか、前日は口にしていたものも翌日には口にしなくなったりと、かなり苦戦を強いられました。

 

動物に負担がかかるため、注射は行いたくなかったのですが、やむなく注射による治療を開始することにしました。

 

ですが、症状は改善されず。

 

 

 

 

少し前までは、

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いつものように、好奇心旺盛でやんちゃな姿を見せてくれていました。

 

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柱からこちらを覗くイチゴ。何を考えているのやら。。。

 

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夕方になると、「夕飯、まだ?」と木の上から熱い視線を向けてきていたり。。。

 

いっしょにくらしているチャチャとチロルとはケンカをすることもあったけど

20180314ara5.jpg(右側がイチゴ)

仲良く昼寝をしたり、

 

20180314ara6.jpg(真ん中がイチゴ)

落ち葉の中でごはんを探したり

 

20180314ara7.jpg(手前がイチゴ)

仲良く毛づくろいしあったり。

 

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繁殖期、チャチャに抱きつかれちょっと迷惑そうなイチゴ(汗)

 

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こんな姿勢で寝て、私たちを楽しませてくれました。

 

 

20180314ara10.jpg(測りに乗っているのがイチゴ)

たくさんの癒しを与えてくれました。

 

 

 

病気と闘っている動物たちを見るのは本当につらいものです。

 

私たちに、何が出来たのか。どうしてあげることがベストなのか。

 

なかなか答えは見つかりません。

ですが、今の気持ちを次につなげていくしかないのです。

 

動物たちが望むものとは何なのか。

 

正解があるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

イチゴ、ありがとう。

徐々に徐々に私に慣れて、色々な姿を見せてくれたね。

 

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イチゴは13歳と若くはありませんが、よぼよぼのおばあちゃんになるまで見届けたかったです。

それまで、元気に暮らせるようにしてあげたかった。

 

 

 

 

 

これまで、イチゴをかわいがってくださり、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

アライグマ担当チーム

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